日本製のスーツケースで一番安いモデルとは
旅行カバンには、日本国内にも多数のメーカーがあり、欧米系のメーカーの製品も多数国内で販売されています。最近では激安のノーブランド品やショップブランド品なども多数見かけます。
ただ、国内メーカーにしても欧米のメーカーにしても、ほとんどの製品は中国などの工場で生産されています。日本のメーカーであろうと、アメリカのメーカーであろうと、ドイツのメーカーであろうと、フランスのメーカーであろうと、ほとんどが中国製です。
ごく一部のメーカーのみが自国の自社工場で生産を行っていて、ほとんどのメーカーは中国などの工場に生産委託しているのです。
日本のメーカーでも、大手で国内自社工場で製造しているのはエース鞄やサンコー鞄の高級モデルのみです。他に中小のメーカーで国内生産のスーツケースを製造しているところもありますが、身近な鞄屋で手に入るのはエース鞄のプロテカくらいでしょう。
しかし、日本製というだけで非常に高価になってしまうのが現状です。製造コストを考えても、中国製の何倍もの値段になるとは思えませんが、売値は何倍のレベルになってしまっています。
いくら日本製とはいえ、プロテカは4,5万円はしますので、あまりに高すぎます。同等の性能の製品で、日本メーカーの中国製なら1万円台から手に入ります。
そこで、色々調べて、日本製のスーツケースで一番安いと思われるモデルを探してみました。
一番安く購入できる国産ハードケース(フレーム)はこれだ
大手では唯一日本で多数のモデルを製造しているエース鞄の中から一番安いモデルです。
それがace.TOKYOブランドの ランターンF です。ace.TOKYOレーベルの全部の商品が日本製ではないところには注意です。フレームハードケースではこのランターンFのみです。
エース鞄のブランドにはフラッグシップのプロテカやワールドトラベラーなど様々ありますが、このace.TOKYOのランターンFが最安でした。
他社の国産キャリーバッグはスペシャルモデルなど少量生産なので、値段で比べてもこれが一番安いですね。
3万円台で日本製のスーツケースが購入できるというのはかなり安いと思います。今時、メーカー製なら中国製でも2万円台、場合によっては3万円台のものもあります。国内生産のフレームハードで3万円台というのは相当お買い得だと思います。
最安の日本製ハードケース(ファスナー)はこれだ
ファスナータイプでも一番安そうなモデルはエース鞄の商品でした。それが同じace.TOKYOレーベルの ウィスクZ です。こちらもace.TOKYOレーベルの全部の商品が日本製ではないところには注意です。ファスナーハードケースはこのウィスクFのみです。
本来、フレームハードよりもファスナーハードのほうが安いはずですが、エースの高いクラスの商品になるとフレームもファスナーも値段が変わらなかったり、逆転しているモデルも有ります。
いくら日本製で最安とはいえ、ファスナータイプで3万円台後半ですので、少し考えてしまいますね。
そもそも日本で製造する意味はあるの?
日本製で一番安いと思われるモデルを2種類ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
安いとはいっても非常に高価ですよね。同じエース鞄のフラッグシップブランドであるプロテカが5万円以上することを考えればまだ安価ですが、それでも3万円台というのは高いです。
2,3万円出して中国製スーツケースを購入するなら少し足して日本製が良いと思いますが、十分な性能の中国製(日本メーカー)が1万円台から購入できる事を考えれば割高です。
日本メーカー(中国製)の同じような性能のフレームハードケースなら1万円後半台から、ファスナーハードなら1万円台前半から購入できます。
確かに細かい作りは国産のほうが良いですが、強度に関しては値段ほどは差がありません。スーツケースはむしろ破損と隣り合わせだからこそ、無駄に高いものを購入せずに値段を抑える事が重要です。
お財布に余裕があって少しでも良い物をという方には日本製はおすすめですが、特別こだわりがないから日本メーカーの中国製で十分です。
性能的には日本で製造しても中国で製造しても変わりません。ただし、中国メーカーやノーブランドの中国製は、性能的に劣っている可能性が有りますのでオススメできません。あくまでも日本メーカーの商品で製造場所が中国ということが重要です。
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