スーツケースのボディーの表面加工について

スーツケースのボディの表面加工には大きく分けて2種類があります。

キラキラの鏡面加工とつや消しのエンボス加工です。どちらの表面加工がいいのでしょうか。

ハードケースのボディには鏡面とエンボスの2種類がありますが、どちらの表面加工がいいのでしょうか。

これは明確にエンボスをおすすめします。鏡面はキラキラで確かにキレイなのですが、それは新品時だけで、使うごとにどんどん汚れてしまいます。

このページのポイント

ボディの表面加工には、エンボス加工と鏡面加工がある。
エンボス加工はザラザラした表面で、汚れが付き難く実用的。
鏡面加工は鏡のような美しさだが、汚れやすく使用を重ねると汚くなる。
美しさでいえば鏡面だが、汚れ難いエンボスのほうがお奨め。

スーツケースの表面加工にはどのような種類があるの??

ハードタイプのスーツケースの表面加工には、エンボス加工と鏡面加工の2種類があります。

表面加工は、スーツケースのライフサイクルの中で美しさの差として現れてきますので、大変重要です。

昔は表面が凸凹したエンボス加工がほとんどでしたが、2000年代にはいるときれいで目を引く鏡面のモデルが主流となりました。

近年は汚れにくいエンボスの人気が復活してきています。

汚れにくい方がおすすめではあるのですが、特に強度に関わる部分でもありませんし、自分が気に入ったものを選ぶのが一番だと思います。

エンボス加工のスーツケース

エンボス加工は、以下の写真のように、みるからに樹脂っぽい、ツヤの無い樹脂の面に無数の細かい凹凸がある表面加工です。

触るとザラザラした手触りで、表面が動物の皮のように無数の細かいデコボコ状になっています。

表面の細かいデコボコは、スーツケースによって異なり、動物の皮のような模様や、幾何学的な直線の筋など様々です。

鏡面加工のスーツケース

鏡面加工は、以下の写真のように、一見すると樹脂とは思えないツヤのある、色付きの鏡のような、ツルツルした表面加工です。

触ると鏡のようなツルツルした手触りで、表面に細かい凹凸がありません。鏡のように蛍光灯が反射して光ります。

触るとツルツルするものの、光を反射してキラキラしないものは、鏡面加工ではなく、表面の凹凸の少ないエンボス加工です。

どちらがおすすめですか?

結論から申し上げれば、間違いなくエンボス加工がおすすめです。

最近は、見た目の美しさ、華やかさから、鏡面加工に人気があり、メーカーのラインナップでも鏡面加工が多くなっておりますが、鏡面加工はおすすめできません。

鏡面加工の人気の理由は、見た目の美しさです。旅行かばんのお店に買いに行き、いろいろ選ぶ中で、見た目の美しい可愛いスーツケースに目が行くのは当然です。

買った瞬間、1回目の旅行の際は、美しいスーツケースで大変満足度の高いことでしょう。

しかし、スーツケースは空港や航空機内で乱雑な扱いを受け、他のスーツケースと擦れ合い、ぶつかり合い、傷が刻まれていく消耗品です。

鏡面加工は、エンボス加工と比べて、傷が付きやすく、さらには目立ちやすいのです。

おまけに、汚れが染み込むように吸い付き取り除きにくく、シールがはがれにくいのも特長です。

表面の凹凸が少ないツルツルしたエンボス加工も、鏡面加工ほどではありませんが、汚れやすいので注意が必要です。

上記のように、鏡面加工は圧倒的に汚れやすいため、使えば使うほど見た目が汚くなるのです。

新品を旅行かばんショップで見ただけで、安易に鏡面加工を選ぶと、旅行回数を重ねるごとに後悔することになります。

このように鏡面加工にシールを貼ってしまうと剥がれ難いのです

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